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音楽は杖
skyさん邸 訪問 1
2015.04.29 Wednesday
オーディオの先輩、skyさんのお宅へお邪魔してきました。 私からは最近取り組んでいるTDA1543の25μ線での空中配線dacを持っていきましたが、skyさんのメイン機器はdac不要で、かつdacにノイズがのってしまっているのもあり、出番は一瞬で終わりましたf(^^; オーディオでのハテナを色々と教えて下さいました。 音の鮮度を保つには 可変抵抗1つとっても音質が変わるように、部品点数の多さや電圧⇔電流変換、D⇔A変換で大きく音質が下がってしまいます。そこで、デジタルの場合はデジタル信号のまま増幅し、スピーカーの直前で、位相のずれない高品質なLとCによってアナログに変換します。また、デジタル信号を直接増幅しているということは、電圧を変えれば増幅度合が変わるつまり音量を調節できるということになります。これにより可変抵抗なしで用に足ることとなり、部品点数を減らすことができます。具体例でいうと、QA550からI2S→フルデジタルアンプ→LC→スピーカーといった具合。 「デジタルアンプ」は入力がアナログ、「フルデジタルアンプ」は入力がデジタルです。デジアンはD/Aコンバートを2回行うことになり音質は悪化してしまいます。 SONY TA-DA7000ES vs SD05 両方ともsonyが開発したチップを搭載し、デジタルのまま入力することができるアンプ。SD05は世界に200台のみ(!)。ボリューム調節も前述の方法で行われます。SD05は磁石でフロートした2cmアクリル台の上に銅筒+小石+ベアリングで3点支持。宙に浮いてます(!)。TA-DA7000ESは電源系にファインメットを沢山散りばめて、クロックはNDKを空中配線してあります。 この2台を聴き比べたところ、TA-DA7000ESのほうが鮮烈さをもちつつも滑らかかつしっかりとした音でした。私はYA-1の音ばかり聴いているので先入観はあまりありませんが、これを聞いたらデジアンというものへの印象が大きく変わるんじゃないでしょうか。SD05は鮮烈ではあるものの聞き疲れしてくるようなキツさがあり、本気でリスニングするには長時間はちょっとツライですねという話に。今回の電源対策vs振動対策では、電源対策の勝ちでした。 自作卵スピーカー 今回はskyさん自作のスピーカーで色々聴いています。 プラスチックの卵型躯体にゲルフローティングでユニットを支持。lightのように前上向きです。ねじ止めなし。ユニットに繋いだ錘は躯体の外に出して浮かせてあります。背面の穴はこれを出すためのもののみで、バスレフの穴はなく、スピーカーの背後に立つとほとんど後ろに音が出ていないことがわかります。コーンの周りはゴム製なので、これがネックとなって振動を躯体に伝えてしまっているそうです。躯体の鳴きを抑えるために、外側から小石で囲んで躯体ごと四角の布製容器に入れてありました。ですが、躯体の大きさゆえか上記理由のためか、躯体の鳴きは抑えきれないようでまだまだ満足していないとのことでした。たしかに130インチの大画面からはみ出すほど(!)音場は上下左右に広いものの、スピーカーの存在が消えていない時がありました。特に右側にそのような傾向を感じましたが、設置場所の問題が大きいそうです。私の部屋でもスピーカーの設置は頭のいたい問題です。設置場所によってころころ音像が変わってしまいます。右はすぐに窓、左には反射材として植物が置いてありました。私も植物置こうかな…と思うぐらい影響力あります。 文章力がなくてなんだか微妙だったみたいな書き方になってしまいましたが、そこいらの高級オーディオはかるくぶっちぎっている凄いスピーカーでした。オーディオショップでブラインドテストしたら100台切りができるでしょう。目隠しは必須だと思いますが(笑) 上記のスピーカー&TA-DA7000ESアンプ&130インチ大画面でPerfumeのライブを観ました。最高に盛り上がります。ええ最高に。これだけ画面が大きいと判別できていない表情とかが多かったんだなーというのが分かったのと、音場が画面より広がっていて、大迫力なこと!引きこもりグッズと話しておられましたが、さもありなん。この大音量が羨ましいです。 リッピングによる変化の理由 理論的にはDATAが0vなら0、1vなら1と羅列されていきますが、実際には素子中のコンデンサひとつひとつに0.2vや0.3v、0.6v、0.8vなどムラのある値が溜められます。そこで、0.5v以下なら0、0.5v以上なら1と記録されていきます。このため、0と1の羅列もメモリも同一でありながら聴き比べると音に差がでてくることになります。Rewriteアプリ(win専用)でなされる作業はこのムラのある電圧を0.5v以下なら0vに、0.5v以上なら1vになるようコンデンサに電圧をかけること。比較視聴するとRewriteした音源のほうが音がハッキリとしました。 リッピングで読み取られるのはDATA情報(振幅)のみで、BCK(時間軸)はクロックから生成されます。DATAはRewriteし、BCKはジッタークリーニングにかければ相乗効果でよりよくなるかと思われましたが、実験してみると少々聞き疲れする音になってしまいました。ジッタークリーナーでむしろジッターが乗ってしまっているのかもしれないという話になりました。良質な電源でクロックを動作させればジッタークリーナーは不要、むしろ音質を悪化させるというtackbonさんの話を思い出しました。 この他にも色々とナルホド!や凄い!といった事を教えていただいたり見せていただいたりと、楽しい時間は矢のように過ぎて6時間以上経ってしまいました。耳が相当にレベルアップし、特に「遅れていない低音」というものがどんな音なのかということを実感できたことが良い経験になりました。Skyさん、長い時間をありがとうございました(^^) コメント
多喜さん、先日は拙宅までお越しいただきありがとうございました!
あっという間の6時間以上!!とっても楽しかったですね〜(^^ 僕は自分のシステムの音にまだまだ満足てきていなかったり迷いの迷宮に入っていたりの状態でしたが、多喜さんの素晴らしい耳のお陰で、たくさんの発見といろいろな改善点を見つけることができました。 本当にありがとうございましたm(. .)m 多喜さんの25μ TDA1543DACは、これまで聞いたDACの中で最高音質です!僕が自作アナログアンプを足を引っ掛けてしまいアナログアンプの調子が悪くなって、25μ TDA1543DACがlightでしか聞けず、せっかくはるばる持ってきていただいたのに申し訳ないですm(. .)m lightからの驚異的な解像度と音離れ、本当に素晴らしかったです!! ぜひまたミニ試聴会やりましょう!!(^^) 2015/05/05 09:45 by sky
本当にあっという間でしたね。お部屋のどこを向いても興味津々でした。研究室ですね〜(笑)
帰ったら自分のシステムにがっかりしてしまいそう・・・と思っていましたが、lightに繋ぐとノイズが乗る25μ 1543が、Yoshii9(YA-1)だとなぜか乗らなかったので、そこまで落ち込まずに済みました。 楽しいひとときがやる気を引き出してくれましたので、あれから家にあるものでシステムの線を替えてみたりがん玉かしめてみたりTPSを止めたりしてみたところ、円盤をつないでもノイズが乗らないようになりました(^^) ぜひぜひまたやりましょ〜! 2015/05/05 23:33 by 多喜
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